結論から言うと、セリアで売っている水性マーカーは「ポスカ」そのものではないけど、子どもの夏休み工作くらいなら十分に代役が務まる。ただし発色の鮮やかさと重ね塗りのしやすさでは、やっぱり三菱鉛筆の本家ポスカに軍配が上がる。私は小学3年生の娘の自由研究の工作で、急遽マーカーが必要になり、近所のセリアに駆け込んだ口だ。
きっかけは夏休み工作の締め切り前日だった

娘の工作、貝殻を使ったフォトフレーム作りで「色を塗りたい」と言い出したのが、提出前日の夜。文房具店はもう閉まっている時間だったし、翌朝は仕事もある。近くに24時間ではないけど夜9時までやっているセリアがあったので、閉店ギリギリに駆け込んだ。
本当は前から自宅にポスカのセットを持っていた。以前、上の子が中学校の美術の授業で使うために買った8色セットで、1本あたり150円前後だった記憶がある。でもそのセットはもう乾いてしまっていて、白と黒以外はほとんど使い物にならなくなっていた。
セリアの店頭で見た品揃え
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文房具コーナーの一角、色鉛筆やマスキングテープの近くに水性マーカーが並んでいた。パッケージには大きく「ポスカ」とは書かれていなくて、「水性顔料マーカー」とか「アクリル絵の具マーカー」といった名前がついていたと思う。
2本セットで108円のものと、単色で108円のものがあった。色数はそこまで多くなくて、赤・青・黄・白・黒あたりの基本色に、あとはピンクと緑くらい。娘が欲しがっていた金色や銀色のラメ入りは残念ながら見当たらなかった。
その日は時間もなかったので、2本セット(白と黒)を1つと、単色の赤・青・黄をそれぞれ1本ずつ購入。合計で540円だった。
家に帰って早速使ってみた

貝殻への発色は思ったより悪くなかった
貝殻はツルツルした表面で、普通の水性ペンだと弾いてしまうことが多い。試しに白を貝殻の上に塗ってみたところ、意外としっかり乗った。1回塗りだと少し下地の色が透けて見えたけど、2回重ねるとちゃんと不透明な白になった。
この「重ね塗りでカバーできる」という点は、正直期待していなかったので嬉しい誤算だった。
ペン先の出方にムラがあった
ただ、使い始めてすぐに気になったのが、ペン先を紙にトントンと押し付けてインクを出すタイプの構造で、この「出し加減」に結構ムラがあったこと。赤のペンは軽く押すだけでちゃんと出てくるのに、黒のペンは強めに押さないとかすれた線しか出てこなかった。
娘が「黒、かすれる〜」と言いながら何度も同じ場所を塗り直していたのを見て、初期不良なのか個体差なのか分からないけど、当たり外れはありそうだなと感じた。
乾く速さはちょうどよかった
水性ペンにしては乾きが早くて、塗ってから1〜2分もすれば指で触っても色移りしなくなった。工作の作業を急いでいる夜だったので、この乾燥速度の速さは正直助かった。
本家ポスカとの違いを比べてみて

以前使っていた本家のポスカと比べると、一番の違いはインクの伸びの良さだったと思う。ポスカは同じ量のインクでもスーッと広い面積を塗れる感覚があったけど、セリアのマーカーは同じ面積を塗ろうとすると少しペン先を往復させる回数が増えた印象。
色の鮮やかさも、並べて見比べたわけではないから正確な比較じゃないけど、記憶の中のポスカの赤はもっと発色が強かった気がする。セリアの赤は、悪くはないけど少しくすんだ印象を受けた。
とはいえ、これは「本物と比べたら」という話であって、108円という価格を考えれば十分すぎるくらいの発色だと思う。
プラスチックや布への使用感も試してみた

工作が一段落したあと、余った時間で自宅にあった不要なプラスチック容器と、着なくなった子供服の端切れにも試し書きしてみた。
プラスチックには意外とよく乗って、乾いた後に軽く爪でこすっても剥がれなかった。ただ布に関しては、滲みが結構出た。Tシャツの生地のようにやわらかい布だと、線を引いたつもりが周りにじわっと広がってしまって、シャープな線を描くのは難しかった。
洗濯で落ちるかどうかまでは試していないので、そこは分からない。布用途を考えている人は、あらかじめ端切れで試し書きしたほうがいいと思う。
乾燥のしやすさは本家と同じく気になるところ

これは本家のポスカでも同じ悩みがあったのだけど、キャップをきちんと閉め忘れると数日でペン先が乾いてしまう。セリアのマーカーも同様で、工作が終わった後うっかりキャップを閉め忘れて放置していたら、1週間後には黄色のペンがかすれて使えなくなっていた。
振ってみたり、しばらく水につけてみたりしたけど復活しなかったので、この点に関しては値段なりというか、丁寧に保管しないとすぐダメになるタイプの商品だと思う。
価格を比較してみて分かったこと

近所の文房具店で本家のポスカを見てみたところ、単色でだいたい150円前後、8色セットだと1000円を超えていた記憶がある。それに対してセリアは1本108円、2本セットでも108円だったから、単純な本数あたりの単価で言えばかなり安い。
ただし色数の少なさは正直ネックで、金銀ラメ入りのような特殊カラーが欲しい場合は、セリアだけでは完結しない。娘は結局、金色の部分だけ家にあった別のラメペンで代用することになった。
こんな使い方には向いていると思う

- 子供の夏休み工作や自由研究で、急ぎで色数がそこまで必要ない場合
- プラスチックや貝殻など、硬い素材への着色
- 「試しに使ってみたい」という、ポスカ入門的な位置づけ
逆に、布への着色をメインに考えている人や、金銀ラメなどの特殊カラーが必要な人には、セリアの品揃えだけでは物足りないと思う。
100均のポスカのコードは共通の代替品をAmazonと楽天で探す
セリアの品揃えだけでは色数が足りないときのために、本家ポスカのラインナップも一応まとめておく。

| 商品名 | 太さ | 色数 |
|---|---|---|
| posca三菱鉛筆 水性ペン ポスカ 中字 丸芯 15色 PC5M15C | 中字 | 15色 |
| posca三菱鉛筆 水性ペン ポスカ 細字 丸芯 8色 PC3M8C | 細字 | 8色 |
| uni 三菱鉛筆 水性ペン ポスカ 中字 丸芯 7色 PC5M7C | 中字 | 7色 |
posca三菱鉛筆 水性ペン ポスカ 中字 丸芯 15色 PC5M15C
色数が多いセットなので、金銀ラメのような特殊カラーも含めてひと通り揃えたい工作にはこのタイプが選ばれやすい。夏休みの自由研究のように、幅広い色を使う場面を想定した構成になっている。
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posca三菱鉛筆 水性ペン ポスカ 細字 丸芯 8色 PC3M8C
細字タイプなので、貝殻の模様入れや文字書きなど、細かい部分の着色に向いている構成になっている。中字よりも線がシャープに出るぶん、繊細な作業をしたい場面で選ばれることが多いようだ。
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uni 三菱鉛筆 水性ペン ポスカ 中字 丸芯 7色 PC5M7C
基本色を中心にまとめたセットで、色数を絞ってコンパクトに揃えたい場合に使われている構成。中字なので、広めの面をしっかり塗りたい工作にも扱いやすいタイプとされている。
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今後どうするか
今回は緊急事態だったから助かったけど、正直なところ、次にちゃんとした工作をする機会があれば、色数の多い本家のポスカセットを買い直そうと思っている。ただ、今回のセリアのマーカーも捨てずに、家の中の小さな工作や補修用としてしばらく使い続けるつもりだ。
108円というハードルの低さのおかげで「とりあえず試してみる」ができたのは事実で、締め切り前日に駆け込んだ私にとっては十分すぎるくらいの働きをしてくれた。ただ、キャップの閉め忘れだけは本当に気をつけたほうがいい。あの黄色のペンが乾いてしまったときは、地味にショックだった。


